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Yoongi side7 告白
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『ユンギヒョンのことが好きなんです。 』
その言葉を聞いてからは
ホソガの顔など見えなかった
今まで我慢してきた気持ち
本当の気持ち
色んな気持ちが入混ざって。
夢でもみているんじゃないか
これは現実なのか
俺でさえも分からなくなって。
でもただひたすらに
涙が止まらなかった。
さっきよりもひどく
胸が締め付けられた。
でも痛くはなかった。
声にならない、ほどに
嬉しかった。
ホソガが俺の泣き顔に気づいた時。
戸惑う顔。申し訳なさそうな顔。
そして、絶望している顔。
俺はホソガの声なんて聞こえないから
すぐに言った。
『俺もホソガのことが好きだ』
泣きすぎて上手く言えない。
でも目の前にいるホソガに
めいいっぱい伝えた。
好きだ、、好きだ、、!
どうしてこんな恥ずかしい言葉。
なんの躊躇いもなく
むしろ今しか言えないとでもいうように
ひたすらに叫んだ。
ホソガが好き。
お前が好きだと
もしかしたら夢なのかもしれない。
それでもいい。
夢でも俺を好きと言ってくれた。
それが嬉しくて
たまらなくて。
涙が止まらない俺を
ホソガが強く抱き締めた。
その瞬間、俺はこれが現実であることを知った。
強く、強く。
俺より年下のくせに。
ガタイのいいホソガの胸に
顔を押し当てる。
1番強い匂いがした。
今までにかいだことのない匂い。
それと同時に聞こえる
ホソガの早い鼓動
同じ時を刻むように
俺の鼓動も早くなっている。
耳元で聞こえる優しい声。
「大好きです、、ヒョン」
それは紛れもない、俺に向けられた一言だった。
俺の体が壊れそうなくらい
ホソガは俺を強く、強く、抱きしめた。
こんなことってあるのだろうか。
幸せとはこういうことなんだな
愛とはこういうことなんだと
そう感じて
噛み締めてから
俺も言った。
「ホソガ、、、愛してるよ。」
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