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6:快楽に堕ちた※r18
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「縁糸、良いよね?縁糸以外のを挿れても?」
「…どーぞ。」
「ふぇ…?いさ兄…ぇ、なにっ……や、…」
縁糸に何の許可を取っているのか分からなくて、ただずっと繋いでいた筈のいさ兄の手が離れてどこに行くのかと思えばいさ兄は俺を跨いでお腹あたりで膝立ちになっていた。
その時になって俺はいさ兄が何をしようとしてるのか分かり、これ以上の快感は怖くてずりずりと上の方に逃げようとする。だけど逃げれば縁糸が逃げるなと言っては腰を掴んで引き戻し、そして引き戻されればまた奥まで抉られて体の自由が利かなくなってしまった。
その時、自身がぬめって程よく締め付ける温かい何かに包まれる。まぁそれがいさ兄の中だということはすぐに理解できたが、すぐに体を上下させたいさ兄のせいで俺は前と後ろ同時に来る快感に身悶える。
「はっ…陽縁のずっとイってる、ンッ…僕の中で漏らしてるみたいだよ?」
「とま、止まってぇ!えにしっ…いさ兄ぃ…!も、おかしくなるからぁっ!」
どれだけ懇願しても止まってくれない二人、でも気持ち良さそうに顔を緩めるいさ兄と熱い息を吐いて俺の中を蹂躙する縁糸を見ていると『快感に身を委ねた方が良いのではないか』という考えに陥ってきた。
そして頭の中でプツンと音が聞こえた気がした直後、俺は限界を迎えた。
「……痛ぇ…」
「初めてだし、余計に辛いかもね。マッサージしてあげようか?」
いさ兄の言葉に俺は掠れまくった声で「お願いします」としか言えなかった、だって痛いんだもん…。
結局あの後の事はぼんやりと覚えているだけだ。強すぎる快感に堕ちてなんだか恥ずかしい言葉を沢山言ったような気がするけど、何て言ったのかとかは曖昧でただ気持ち良いという考えになっていたのだけは覚えている。
「陽縁、水。」
「あ、ありがと…縁糸…。」
そして途中で言われた『兄さんが一番』だという言葉は、情事後に再度言われてしまった。縁糸の中では俺はどうやっても一番にはなり得ないらしく、少しショックではある…が、それでも二番から変わる事もないらしいから今はそれで甘んじておこうと思う。
ただ、好きと言ってもくれないからとにかく今暫くは縁糸の口から俺を好きという言葉を聞くのを目標にアプローチしていこうと思います。
「そういえば、縁糸って今日部活だったんじゃねぇの?やけに早かったけど…。」
「はぁ?買い物行ってただけで、部活なんか……………兄さん?」
縁糸の言葉が切れたと思ったら、にっこり笑っていさ兄を見ていた。
「…バレちゃった?」
…どうやら俺達はいさ兄の口車に乗せられていたみたいだ。
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