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「小田切、ちょっと待ってくれ!」
社長が慌てたように楓さんに声をかける。
「……あれ!?社長、いたんですか…!こんなところで何をしてるんですか?」
楓さんは社長に対してフランクすぎる言い方だけど、これが楓さんだし、社長も気にしない人だ。
「…えっ!?なんで泣いてんのっ?!」
楓社長の隣にいる男性を見て、楓さんは慌てふためく。
「……。俺、アメリカで頑張ってきたんだ…。……主席も取ったんだ…。俺、何も悪いことしていない…!!日頃の行いも良いはずなのに…!!なんで……、なんでっっ……!!!」
社長の隣にいる男性はそう言って、唇を噛み締める。
社長は大きなため息をつく。
「俺も含めてだが、お前達、かなり悪目立ちしているからとりあえず朝妻の家に行かないか?」
「なんで蓮ちゃんの家…?」
楓さんが首を傾げた。
「……あ!…あの…、」
「朝妻は、うちのマンションに引っ越してきたんだ」
俺が言う前に社長が言ってくれる。
すると楓さんは何かを企むような悪い笑みを浮かべる。
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