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side紬
「失礼いたします」
あくまで丁寧に襖を開ける。
「あぁ、早かったな」
この人に呼ばれるなんて滅多にないから神楽に何かあったのではと気が気でなかったのに...
この人と来たらゆったりタバコなんかふかしてやがる。
「っ神楽」
スッと目線を布団の上に移すとぐったりと眠っている神楽がいた
「今度は神楽になにをしてくれたんです?」
「そう睨むな。少し薬もっただけだ」
少し薬をもっただけ?それだけでこんなになるか?
小さいころからあの人にいろんなこと教え込まれてるこいつが気を失った今でも薬が抜け切れてないこの感じ...
絶対日本で流通してないな。
「もうその合法かも怪しい薬は使わないで下さい。次やったら出禁にしますからね。」
「怖いな」
全く反省の色のないこの人をキッと睨みつけると降参したように手を挙げる。
「今日はもうお開きということで良いですか?」
「あぁ、多少無理はさせたしな。金はそのままでいい」
一応自覚はあるみたいでよかった。
まだ熱を持つ神楽の体を抱き上げる。細身の俺でも軽々と持ち上げられる体重に恐ろしくなる。
「失礼致します。」
こいつはもっと自分の体を大切にすることを学んだほうがいい。
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