アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
□04
-
慣れた感触とは言え、冷たい状態のものを垂らされるとやはり体か一瞬強張ってしまう。
粘度の高い液体が尾てい骨あたりに垂らされ、重力に従って下へとゆっくり下りていくのがわかった。
それが上手い具合に割れ目へと滑り込み、ひだの部分で滑りが鈍くなった処にすかさず指が充てがわれる。
「いや!無理だよ!!やめて!本当に!!!」
悲鳴にも近い声で懇願してみたが、まだ足も痺れていたし、縛られたままでは手をついて起き上がることも出来ない。
獣の呻きのような腹の音がシュウヘイの不安とヤスヒコの興奮を駆り立てた。
ネチネチと広範囲にわたり、それを塗りつけられる音が響く。
かなり切迫した状況で有るにも関わらず、卑猥な音に微かな興奮を覚える自分が腹立たしい。
「やめて…やめて…」
そう乞う声も何処か弱々しくなっていた。
いつもならば、それなりの時間をかけて慣らしていくソコへ中々指が入って来ない。
それもそうだろう。
この状況で指なんて入れられたら、シュウヘイ自身が耐えられない。
それをわかっているのか、それとも流石にそれには抵抗があるのか、下準備は軽く入口へと爪を立てる程度で終わってしまった。
指が離れたのをいい事に、多少身動きが取れる様になった体を捩って逃れようとしてみるが、すぐに腰を持ち上げられて、無理矢理膝を立たせられる。
首と頬に体重がかかるのも辛いが、腹の方もそろそろ限界だった。
「ごめん。流石に指突っ込むの無理だわ。でも開いて来てるし大丈夫そうだよ」
妙に軽快に掛けられた声に戦慄を覚える。
開きかけてるのは、入れたいからじゃない。
出したいからだ。
「マジで……やだ……やめ――――っっっう゛ぅ゛」
言葉よりも内容物と共に胃ごと口から出してしまいそうな程の圧迫感が押し寄せて来た。
受け入れ慣れている筈のものが背後からゆっくり入ってくる毎に、めりめりと言う音が骨を伝って全身に響き渡っていくような錯覚を覚える。
思ったほど痛みがないのは、苦しいさに紛れているせいかも知れない。
シュウヘイははっはっと短い息を吐き、涙と涎をぼたぼたと床へ垂れ流した。
「ぅっぉっ…うぇ……」
何か発したくても、出るのは嗚咽ばかりで、とても言葉にならない。
「うわ…なんか…気持ちわりい」
笑い交じりの声と共に突き上げられて、苦しくて堪らない。
支点となっている首も痛くて堪らなかった。
息をするのもままならず、シュウヘイは何度も意識を飛ばしそうになる。
それでも、なんとか意識を保とうと考えようとすればするほど、おかしい… おかしい…と言う言葉しか浮かばなかった。
確かにこの行為は常軌を逸している。
だが、シュウヘイがひたすらおかしいと思っているのはその事ではなかった。
こんなことされても、愛してるとかおかしい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 41