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三人三様4ネットプレイ~R18腐二次創作弱虫ペダル福泉+新
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新聞は朝見るもの。
最初の紙面は夜十時前にアガる。
新しいニュースや訂正が入る都度版を重ね、夜半、最終版が出来上がる。
校閲は最終チェッカーでもある。
泉田の、細部までおろそかにしない性格が、新聞の信頼性を高めているといっても過言ではない。
名人芸の校閲チーフが来年退職すれば、年若いけど泉田が、校閲を仕切ってゆくことになるだろうと、先輩方は噂している。
それほど信頼されている泉田が、今ポカミスに悩んでいる。
今日なんか、『毎日空輸』を『毎日空輪』でゴシック体4倍角で出した…
昔の技術でいう“削り”かけてごまかしたけど、最終稿に残るミスなんて、全く泉田らしくない。
そういう俺もニャイアンツの、クリハラ投手のスクープ写真押さえたスマホを道頓堀川に落とし、危うく特ダネオジャンにするところだった。
送信後だったからギリ助かったものの、スマホはご愁傷様になった。
いま隼人から連絡あったら受けれねえ。
頭がヘンになりそうだ。
落ち込んで帰宅すると、泉田がベッドの上で、自分のソレ取り出して、甘い声を受話器に聞かせていた。
『いいぞ塔一郎。今から何をする』
「隼人の言う通り…下から上に…あンっ」
甘く上ずった声が出る。
うるんだ瞳が俺に気づく。
「隼人…寿一来ちゃった…」
『ちょうどいいじゃないか。寿一に見せてやれ』
「うん…」
塔はこちらに屹立を向け、
「寿一…欲しい顔して…僕もうイク…」
「それは許せないな」
俺は塔を小さな子供のように前抱きに引き寄せ、電話口の隼人に言う。
「ネット繋げるか。リアルっぽくやろう。空爆止んでるならだが」
塔を構いながらネットを立ち上げる。
ウィンドウが開くと、小学生以来べったりで、少々見飽きた優男~無精髭なんか生えてて、らしくないことこの上ない~が間抜けにも、自分のチ△△弄びながらこっち見てる。
「こんなことさせやがって、プロテクトはちゃんとかかってるんだろうな」
「そっちこそネット流出とか、なしだぞ」
軽口叩きながら、実は心臓めちゃめちゃどきどきしてやがる。
この地球上で一番会いたい男ナンバーワン。
戦地なんかに置きたくない男ナンバーワン。
おまえに触れたい!
泉田なんか涙ぐんで、ネットのディスプレイに触れてる。
新開が、優しい目でそんな泉田を見て、言う、
「おめさん触れたいのは俺? ちんこ?」
塔は涙ぐみながらも笑顔になって、ディスプレイのチ△△にキスする。
そんな塔を見てたら、あらためて二人が欲しくなって、
「隼人、そっちでは絶対手に入らないもの見せてやるぞ」
ディスプレイをベッドに向け塔を俯せに置いた。
既に裸の下半身の、小さなピンクが俺を誘っている。
「待て! 待て待ていきなりか!?」
隼人の声をBGMにいきなり塔にぶち込んだ。
「ああっ」
のけぞる背中がなまめかしい。
チラと見やるとディスプレイの中の隼人も、『ああっ』ともの欲しそうな顔になっている。
俺のコレか?
塔か?
「そんな箱の中からじゃ、コイツには触れられんぞ」
遠くの男をイラッとさせながら、ひたすらに塔を突く。
「誰にされてる? 塔。誰がおまえに分け入ってる?」
「しゅ、しょう…しゅ‥」
上ずって、昔呼びになっていることにさえ、本人は気づいていないに違いない。
「見てくれてるのは誰だ?」
「新開、新開、新開はや、ああっ、」
「泉田!」
三人して、昔名前で呼びあって…
翌日から、新聞の誤植はピタリと止まった。
早く帰って来い隼人。
じかに触れたい。
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