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三人三様17 リスタート①~R18腐二次弱ペダ福新泉
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始まりはあの夏だ。
いたずらな笑顔で、おまえが俺にのしかかってきた。
肉厚な唇に思わず勃起した。
暑い夏‥
突然のロづけに、フランクがツキン! と警告したのです。
この人を好きになってはいけないと。
警告されたのに僕は願った。
この人と生きたいと。
嵐のように翻弄されて、ただただ闇雲についていって、放り出されたのにすがりついた。
このまま忘れられたら男としてあまりにもじゃないですか。
だから…
バスローブを脱いでベッドに上がる。
長身の俺たちが、いちどきに乗っても軽く軋むだけのキングサイズ。
三人の情念がしみついている。
でも俺たちがこれから相手するこの男は、この男であってこの男ではない。
20年以上の時間を取り落とした抜け殻だ。
なるほど俺らを恋人と呼んだ。
他を拒んだ。
けれどそれは心のことだ。
肉体的についてこれるかは全く別物なのだ。
受け入れられないって言ったら、どうしましょう。
食器を洗っているとき、塔一郎がボソッと言った。
「ごめん、とか…」
「そしたら二本の茸が萎えるだけのことだ」
俺が言うと、
「寿一はもう…」
半泣きで、半笑いで、塔は俺の頬にキスした。
かわいい男。
かわいい弟。
ともにあいつを愛している。
一方だけ選ばれたら恨みっこなしだぞ。
わかってますとも。
俺たちはフェアプレイを旨としている。
隼人の左右に身を横たえ、かれが唯一身にまとっている、バスローブの紐を左右から解く。
合わせに塔が手を差し入れる。
隼人がぴくんと怯んだ。
素肌に触れられただけではにかむ隼人。
俺たちがおよそ出会ったことのない隼人だ。
塔が上気し、俺も上気する。
「大丈夫だから」
言いながら塔は唇を寄せてゆき、いま、隼人の唇に重ねた…
触れて、開かせて、舌を中へと送り込む。
隼人も上気して…塔のするに任せている。
二人の妨げにならないように、俺の動きも始まっている。
バスローブの中で息づいている隼人の美しい刀、それに触れてやるために。
辿り着いたその瞬間、隼人はびくんと身を震わせたが、唇を弄んでいる塔が、自分の方に気を向かせ、一段と舌技を逸らせた。
「うっ、むっ」
キスに気をとられた結果、隼人は下半身無防備となり、俺はやつのそのものを、自分の唇に収めることに成功した。
全長を、口腔内でもみしだく。
あああとあがりそうになってる声は塔一郎が吸い取ってしまう。
唇と唇。
唇とそれ。
粘膜どうしの接触は、いつも男たちをたぎらせる。
「あっ」
白濁が俺の喉を突く。
『メルアデっ』
とっさのごめんがダシュマ語で出るか。
まだ遠いな…
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