アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Episode.2…1
-
春季視点
「まぁ、これでも飲んでください」
柔らかい笑みを浮かべホットミルクを目の前に差し出す
「なんの用だよ… 鬱陶しい…」
俺を警戒しながら、
真意をさぐりだそうとするかのようにじっとみつめる
まぁ、落ち着きましょう?と告げホットミルクを一口飲んだのを確認すれば
大丈夫と判断したのかヤツもマグに口をつける
力負けしたら従うところとか
常に警戒してるとことか
今にも噛みつきそうなところとか
狼っぽい笑
そう思えばかわいくも思えてきた。
そんなことを考えてるともしらず、
全て飲み終えたヤツは俺をじっとみつめてる
待て、されてる犬みてぇ
「では、本題に入りましょうか」
自分の机の上に積まれた赤城凛に関する報告書の山を見せる
「なんだとおもいますか、これ?」
「知らね」
…即答しやがった。
思わずため息がこぼれる。
「これ、君に関する報告書と管理書」
ぼふっといつもの自分の椅子に腰掛ける
だから?と言いたげな視線にため息が再びこぼれた
「君のせいで通常の庶務まで手が回らない
はっきりいって迷惑なんだ」
「俺の知ったことじゃない」
…いやいや
お前が大人しくしてくれれば万事解決なんだよっ
「はぁ… だからね、僕、考えたんですよ」
妖しく笑ってはソファに座るヤツの元にジリジリと詰め寄る
「何をだよ…」
危険を察知したのか逃げようとするも、
先程のみぞおちへの蹴りがきいているのか逃げられず
ただ俺をにらんでいる
「君を、大人しくさせる方法
大丈夫。今度は痛くありませんから」
顎を持ち上げ隠し持っていた錠剤を素早く口移しで飲ませた
そう、とっておきの媚薬を…ね
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 29