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好きになった人。
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昨日お礼を言いに行った時、先生疲れてたみたいだけど、大丈夫かなあ…
というか、僕の心臓がおかしくなりそうだった…
気づけば先生のことを考えてる。
これって、なんだっけ?
1人で考えてみてもわからないから、お昼休み、大輝くんに相談することにした。
もちろん相手は伏せて。
「はあ!?それって恋だろ!!」
「ちょっ、大輝くん声大きいってば!」
「あ、わりっ」
「まあいいけど…」
「で?藍のその想い人って誰?」
「おっ、想い人なんて…」
「想い人だろ、そんなの完全に恋以外の何物でもない。」
不思議なことに、この回答はすとんと胸に落ちた。
落ちたところで問題は大きくなっただけだけど。
「そう…かな……」
「うん!で、誰?」
「言えないよ!」
「俺にも言えないの?」
「……………うん。」
「そっかー、まあ頑張れよ藍!」
そう言って大輝くんは僕の背中を叩いた。
「いたいよ!」
「ははっ………そっか…好きな人…」
「どうしたの大輝くん?」
「うーうん!それよりさ!テスト結果どうなんだろうな!」
「あっ!どうだろうね、楽しみだなー」
「テスト結果が楽しみなんて変な奴」
「ふふっ」
さっきの大輝くんはなんだったのかな…
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