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2.見えない終わり7*
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両腕の間から自分の股を見ると、そこには確かに形を変えている僕自身がいた。
それでもまだ、認められない。荒川さんと交わって感じているなんてことは。
そう自分に言い聞かせても、口からは堪えきれない声が漏れるばかりだった。
「そんな、ことっ、な、あっ、ん、んん……っ……あ、ぁっ!」
徐々に絶頂が近づいてくる。達してしまったら、感じていたことを認めることになる。だから、無理矢理別のことを考えて萎えようとするけど、うまくいかなかった。
「んああぁっ……ふあっ、あ……!」
もう少しで本当に達してしまう。そのとき、僕の中に熱が飛び散った。次の瞬間には、さっきまで僕を苦しめていた圧迫感は身体の中から消えていた。
「く……っ!」
「あ……はぁ……っ」
荒川さんが先に達したようだ。
やっと解放された。
そのはずなのに、この落ち着かなさはなんだろう。
その理由を教えてくれたのは、僕自身だった。欲望を吐き出すことも叶わなかった僕の雄が、はち切れんばかりに怒張している。
「んっ……」
僕は思わずそこに左手を添えて、小刻みに動かした。情欲を抑えきれなかったわけではない。だけど、早くこれを収めて、教室に戻りたかった。
空いている右手をシャツの中に入れて、小さな突起を指で摘まむ。早く終わらせたいから、萎えてしまわないように必死だった。たけど、なかなか気持ちは高まらず焦りばかりが募る。
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