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光浦くんのお願い
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僕はゆっくり目を開ける。
予想した通り、光浦くんの顔が僕の目の前にあった。
しかも僕の頭の近くの壁に手を置き、いわゆる壁ドン?をさせられていた。
「何で俺から逃げんだよ?」
光浦くんはイライラした様子だ。
でもちゃんと耳元で言ってくれる。
だって_____
怖いんだもん_____
涙を拭っても拭っても、また新しい涙が出てくる。
光浦くんはそんな僕を見て、安心させるように僕の髪を撫でてくれた。
そんな事しないでよ_____
また簡単に信じちゃうから_____
それでも体は素直に喜んでいるようで、それを拒めなかった。
「なぁ、お願い」
光浦くんはそう言って僕をじっと見る。
な、なに?_____
「俺を避けている理由を教えてくれ…」
光浦くんは悲しそうな目をして、僕の右肩に顔を置いた。
何で君が_____
悲しそうな顔をするの?_____
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