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『お母さんも、財産の管理と叶多の養育権を私に委任した。他に方法は無いだろう?』
と、ニヤリと口を歪ませてーーー。
それから、春休みに入る直前の一週間……食べる物も殆ど与えず、逆らえば……容赦なく鞭や蝋燭を使い、何も知らない叶多の身体を無惨に彼は貫いた。
ーーー思い……出したくない。
小型犬用の首輪を付けられ、餌用の器に入った水や食事を手を使わずに食べる事を強要され、拒否すれば……一本鞭で至る所を打ち付けられる。
『蓮も、こうされるのが好きだった。分かってる……本当は嬉しいんだろう?お父さんに似て淫乱な子だ』
ーーーちがうっ、僕は淫乱なんかじゃ……。
幼い頃から見ていた筈の、彼の顔が別人に見えた。
違うのだと、こんな事は望んでいないと何度言っても、無視され打たれ続ける内に諦めが胸を支配した。
『ちょっと出掛けるけど、いい子にしてるんだよ』
数日が経過して……精神的にも体力的にも限界だった叶多の頬を、優しい手つきで撫でながら……焦った様子で彼が告げたのが残っている最後の記憶。
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