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高校生の譲 5 ※「譲と昴と副部長」
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薄汚れたコンクリートの白い壁を背にこちら向きで立たせ、昴のか細い手首を昴の頭の左右で握って壁に押し付けた。
力なくあきらめたように、抵抗する気力もなく力の抜けた昴の指が、愛しかった。
首筋を丁寧になめてやった後、ジャケットとワイシャツのボタンをはずして胸をさらけださせた。
ゆっくりと、乳首を吸ったり舐めたり繰り返しているうちに、部室に昴と同じ学年である二年生の部員が入ってきてしまった。
彼は副部長だったので、独自に鍵を持っていたのだ。
「はっ! 大洗さん! 失礼しました!」
慌てて退出しようとする下級生を呼び止めた。
「鍵閉めてこっち来いよ」
「はい! 失礼します!」
副部長は、鍵を閉めて俺の横に立った。
昴が目を宙にそらした。
空手部にしては細身で賢そうな顔をした副部長も、顔を赤くしていた。
「こいつ誰だか知ってるか?」
「大洗さんの弟さんです!」
「やってみる?」
「何をでしょうか!」
「こいつを押さえていてくれるか?」
「はい!」
二年の副部長に昴の手首を押さえさせ、俺は、昴の下半身を触った。
「兄貴、やめろよぉ……」
昴が、恥ずかしそうに呟いた。
副部長は、そんな昴の表情に釘付けだ。
それもそのはず、昴はかなり顔がきれいだった。
男なのに顔がきれいだと言われるのは屈辱であるという変に硬派なポリシーから、昴はメガネと前髪で顔を隠し、暗さと性格のねじれっぷりと変人変態性を隠さないことで、男や女から身を守っていた。
確かにそれは賢明で、昴がまともにきれいにしていたら、潤のような目にあうことはまぬがれないような美貌だったのだ。
普段、俺は昴の容貌を褒めるようなことは一切しなかった。
昴自身も、褒められるのを嫌がったが、俺は、褒められることで昴が自信をつけるのを恐れた。
一つしか違わない昴は脅威だったのだ。
昴は美貌で知性も秀でていたので、せめて性格をぶっ潰しておかないと、と。
いや、昴は体力と体格において劣っていたので、そこまで恐れる必要はなかったのかもしれないが、昴が完全に家を出て、俺に寄り付かなくなるまでは脅威の存在だった。
昴の魅力と色気を証明するように、副部長の股間も、外から見てわかるくらいに勃起していた。
「あ……あっ」
昴は、我慢できずに、声をたて始めていた。
「兄貴、出ちゃうよ、ヤバい」
昴は泣きそうな顔をした。
「やってやれ」
俺は副部長に言った。
「こいつのアソコ出してこすってやれ」
「はい」
「声が小さい」
「はい!」
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