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背中・・・いや、正確には、うなじに視線が釘付けになる。
背中を丸めたせいで、ジャージの襟と首筋の間に僅かな隙間が空いている。
その隙間から覗く、淡く焦げた肌。
ーーーうまそう
口の中に唾液が溢れて、それを飲み下す。
ゴクリと鳴った喉が妙に生々しくて、欲を駆り立てた。
「ん?どうした?」
速見が立ち止まって振り返る気配に気付きハッとして手を下ろした。
無意識に速見の首筋へと手を伸ばしていた。
「な、なんでもない」
無理に口の端を吊り上げ笑うが、声が裏返ってしまう。
あきらかに違和感を放ってしまったが、速見はそれ以上追求することなく、前へ向き直り再び歩き出した。
「あっそ、ならいいけど」
それに続いて歩き出すが、やはりそのうなじが気になって仕方が無い。
・・・触りたい
そう思った時には、もうすでに体が動き出していた。
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