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香りの中。
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あらすじ。
【大御神様のところで働くことになりました。】
『神太くん!迎えに来たよ!』
朝早く、大御神様が神雲に乗ってやって来た。
「おはようございます大御神様っ!これからよろしくおねがいしますっ!」
大御神様は、こちらこそ。と優しく言って僕を抱き寄せた。
「うわわっ!!
な...何を??」
『うーん......僕の香りをつけとこうかなって...。』
香り...?
確かに...柔らかいお香の匂いが...。
なんか...落ち着く匂いだなぁ...。
「いい香りですね...何故だか落ち着きます。」
僕はその香りに包まれるのが少し心地よかったから。
大御神様の着物に、体を擦り付けるようにして香りを堪能していた。
『ーーっ!!』
大御神様が何故か顔を真っ赤にしてるのにも気づかずに...。
『大御神様...。
そろそろ我の神太を離してくれまいか。』
ふと、後ろから空神の声が聞こえた。
「空神っ!
あっ!これはね?大御神様が香りをつけてくれてて...」
僕は今の状況を勘違いされないように説明した。
『...確かに。
大御神様のしてることは合ってはいるからな。』
空神は、観念したように肩を落とした。
そして。
「じゃあ!行ってきます!!」
僕は空神と同じ色の着物を風に靡(なび)かせて、大御神様と一緒に天界へ向かった。
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