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納得いかない4
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「今日って仁、早く帰ってくる?」
仕事前の勉強中
1位になったことを早く伝えたくて
つい奏太さんに聞く
「…春斗、それもう3回目だ。」
「そうだっけ?で、何時に帰ってくる?」
1カ月たてば
最初あった距離も無くなってた。
特にいつも勉強を教えてくれる奏太さんと
開店準備でカウンターの掃除をする瀬奈さんとはよく話してた。
「春斗くんは、仁にぃの事本当に好きねー」
瀬奈さんめ
からかおうとしてる。
「別に!特別な意味じゃない!ただ1位になったら、なんかしてくれるって前に言ってたから」
「そうなの?なら今日は残念ねー。仁にぃ遅くなるって連絡あったのよー?」
「えっ。そ、そっか…」
なんだ。
じゃあ今日は無理なのかな
せっかく喜んで貰えると思ったのに
そう思ってると瀬奈さんが笑い出す
「春斗、お前、からかわれてるからな」
「…な、なにが?」
奏太さんが呆れた様に言うから、戸惑う
「うそよ、うそー。ほーんと春斗くんは仁にぃが大好きなのねー!そんな、残念な顔しちゃってぇー!もー可愛いっ!」
ぎゅうと抱きしめられる
「せ、瀬奈さんっ!」
抱きついたり、頭を撫でられたり…
栗橋家はスキンシップが、激しいっ!!
「仁にぃの事、本当は大好きなんでしょ?」
「そんな事無いっ!」
「素直じゃ無いんだからぁ」
つんつんと頬を指で突っつかれる
「違うからっ!」
「好きなんでしょう?ねーねー。おねーさんに聞かせてよ」
言われると恥ずかしくなって、顔が熱くなる
「違う違うっ!!俺、ノーマルだもんっ」
誰が、ホモなんかになるかっ!
2人は眼をまん丸とさせてこちらを見てる。
「な、なに?」
「なるほどー。そっちの意味で好きなのね」
瀬奈さんはニヤニヤ笑う
そっち?
「春斗なら、父さんも母さんも怒らなそうだよな」
えっ!?
「ど、どういうこと?」
「兄貴的な意味で好きなのかなって思ってたんだけど…違うんだろ?」
あ、あれ?
「春斗くん、素直になりなよー?仁にぃは素直でまっすぐな子がタイプだよー」
違う、違うのにっ!!
「ち、違うからっ!!!」
男なんて好きになるもんかっ!
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