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画像 by橙真
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「早速その画像を見せてもらえる?パソコンに繋げてから見よう。」
「わかりました。」
そう言うとこの部屋にあるパソコンにケータイを繋げて見せる準備をしてくれる。
「繋げました。見る前に一つ、碧都、見ても大丈夫か?」
「大丈夫……だと思う。」
「俺がいるから大丈夫だろ?」
やけに仲がいい2人。……そういうことか。
「澪桜、ちゃんと見ておけよ。」
「へーいへい。」
「では、これを見てください。」
そう言ってパソコンに映し出された画像。
ガタンッッ!!
見た瞬間晃羅が座っていた席を立ち前のめりになる。
「これ……。どっから手に入れた?!おい!」
「俺のケータイにさっき送られてきた。お前が知っているんだろ……。」
「昨夜家に帰ってきたら意識失った湊翔がいた。その画像の通り犯人はコイツら、俺の……部下だ。」
「そんなことは聞いてねえーんだよ。お前の指示か?」
「……女の指示だ。それはきっと女から送られてきたもんだろ。まぁ、メアド探ってもどこから出したかはきっとわからないけどな。」
「信じられねぇーよ。湊翔は今どうしてんだよ。返せよ。」
「今アイツは飯食って寝てる。まだ返すことは出来ないけどな。」
まぁ、この状況じゃ返すのがいい判断とは言えなさそうだ。
「女を潰さないとだね……。」
「それで今日お前に命かけて相談しに来たんだよ。女から潰さなきゃアイツはずっと追われる。」
「へぇ?結構湊翔くんに絆されてるんだね。珍しい事もある。」
そう言うと嫌そうな顔をする晃羅。
「ではこれより我々は手を結ぼう。一時休戦だ。だが忘れるな、お前を潰す気が収まったわけじゃない。」
僕は強い眼差しで晃羅を見つめた。
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