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出会いは保健室・three
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「その…他になんかやらかしたか?俺。」
》キス…したのは…わかってない……のかな。
「な……何もしてないですよ。」
『キス』という単語を口に出すのが恥ずかしくて僕ははぐらかした。
「そっか。本当ごめんな……ん?」
謝罪をしながら彼は何かに気づいた。
「…血?」
》あ…。
「その…それ……僕の血です。ごめんなさい!」
僕は素直に謝った。
「え?いや、いいよ。それより俺やっぱりなんかした?血が出るって事は引っ掻いた…とか?」
》え?
「あ、いや。僕が体育で怪我をした血なので大丈夫です。」
「俺が何かしたって訳じゃない?」
「あ、はい。」
「よかった。俺なんかやらかしたかと思った。」
そう言いながら彼はベッドを降りた。
僕がベッドの上で首を傾げていると、
「早く来いよ。」
と彼は僕の腕を引っ張った。
「え?あ……はい?」
また曖昧な返事をする。
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