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御園はメールが苦手
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2人分の食器を片付けながら、真昼は御園のメールを待っていた。
「もークロ!夜は涼しいんだから、風邪引く…ぞ?」
真昼がソファに視線を移すと、クロは首にタオルをかけたまま、寝ていた。
「ったく、しょうがねぇなー…。」
と言いながら、真昼はソファに浅く腰掛け、クロの髪を撫でた。
サラサラと、指から零れ落ちるクロの髪は、薄い水色に加えて透明のような、そんなクロの髪をただ黙って真昼は撫でていた。
ピローンッ!
ビクッ‼︎
「御園か…、びっくりした…」
携帯には御園の文字。
『明日、10:00に貴様の家に迎えに行く。バカ猫と準備をして待っていら。」
「プッ…!」
御園の最後の"ろ"の部分を"ら"と打ち間違えている所に笑ってしまった真昼は、ソファに座らずに床に座り、ソファに背を預け、クロの小指を軽く握り、そのまま深い深い眠りに落ちた…。
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