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26話
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人生バラ色
今の自分を一言で表すならまさにこれしかないって位幸せの絶頂です
しょーちゃんは相変わらず天使だし!かわいいし!天使だし!大事な事なので2回言いました!本当自慢の恋人!
付き合ってから何度かキスもしたし、家で2人きりだったら抱き締めたりもしてます
何度かとか言ったけどしょーちゃんとは毎日一緒に居るからキスも毎日してます!
唇が触れる瞬間に恥ずかしそうに目を伏せる姿が本当に可愛い
真っ赤になるのにスキンシップを拒まない姿も自分を受け入れてくれる感じがして本当に幸せ
付き合う前はもうこれ以上好きになれない!って位しょーちゃんへの想いで溢れてたのに、もう簡単に好きの容量がオーバーしちゃったみたい
毎日、好きとか愛しさが募ってもう完全にしょーちゃん中毒になりそうな自分が怖い
まぁそんな惚気言ったら雪ちゃんあたりには昔からそうでしょって突っ込まれそうだけど!
今日は放課後しょーちゃんと美容室に行く予定
ちょっと伸びてきたし、ここは更にしょーちゃん好みの男になろうと決めて雑誌を持って来たのだ
お昼にしょーちゃんに相談しよう
朝はあんまり時間無かったしねー
転校生が来たからクラスの皆んなそわそわしてるけど、俺にはしょーちゃんが居るから関係無い
まぁ、確かに可愛い見た目だけどマイエンジェルしょーちゃんに比べたら天と地の差だし
と言うかしょーちゃんと誰かを比べる事がまず無理
俺にとってはしょーちゃんとその他位に大きな隔たりがあるのだ
もうしょーちゃんとの惚気なら時間がいくらあっても足りない位に語れる自信がある
お昼を知らせるチャイムが鳴ると教室は一気に騒がしくなる
毎週月曜限定の唐揚げ定食がしょーちゃんのお気に入りで、月曜は決まって学食なのだ
ちょっと大きめの唐揚げを頬張るしょーちゃんがハムスターみたいで可愛いので月曜は俺にとっても楽しみ
「多喜ー!お腹空いた!早く早く!」
「ちょっと待ってねー」
唐揚げ定食は人気メニューなせいか何時も席まで迎えに行くのは俺の役目だけどこの日に限ってはチャイムと同時位にしょーちゃんが席まで来てくれる
その姿も可愛いので月曜が一番好きとか、学生にしたらあるまじき事を考えてしまう
雑誌片手にしょーちゃんと並んで学食に向かうと時間も早いせいか食堂内はまだ人も疎らだった
「多喜今日何にする?」
「うーん…日替わり今日何ー?」
「えっと…今日はトンカツだって」
「じゃあ日替わりー」
「了解ーじゃあ並んでおくから席取ってて」
「何時ものとこで良い?」
「うん」
学食での役割分担も慣れたものだ
何か熟年夫婦みたいだよね?皆まで言わずとも分かり合ってる!みたいな
あー早くしょーちゃんと結婚したいな
え?もちろん将来的には同性婚認めてる国に移住する気満々ですけど?
ネットでめっちゃ調べたしね
しょーちゃんを待ってる間にお水用意しよー
いつも座ってる端っこの2人掛けの席を無事にゲット出来たし良かった
学食ビギナーの時に大人数用の長手のテーブルしか空いてなくてそこに座った時は悲惨だったな…しょーちゃんとの楽しいランチタイムを見ず知らずの女子達に邪魔されまくったのは苦い思い出だ
「お待たせー」
「しょーちゃんありがとー」
目の前にトレーを置いてしょーちゃんが席に着いたので一緒にいただきますをする
「多喜、はい」
お皿に唐揚げを半分置いてくれて俺もトンカツを半分しょーちゃんのお皿に移す
しょーちゃんとはいつも仲良く半分こ
「ありがとうー」
「ん!多喜もありがとう」
2人で分け合って食べるご飯はいつにも増して美味しく感じるからしょーちゃんパワーは偉大だ
「多喜!トンカツめっちゃ美味い」
「中にチーズと大葉入ってるねー!美味しい」
「かなり気に入ったわ」
「しょーちゃん大葉好きだもんねー」
「この香りがたまんないんだよなー…あ!それさっきの雑誌?」
「うん!朝時間無かったからしょーちゃんにゆっくり選んで貰おうかなーって」
「多喜って髪型何しても似合うし…てか毎回俺のセンスで選んじゃって良いの?」
「寧ろしょーちゃんに選んでほしいです!」
力説するとしょーちゃんが耳を僅かに染めて頷く
しょーちゃんにカッコイイって思って貰いたい俺の気持ちを悟ってくれたらしい
もちろん今迄毎回しょーちゃんに選んで貰ってたのもそう言う下心があっての行動だ
「多喜ってさ…本当俺中心に考え過ぎ…」
「そんなの当然だよ?この世で一番大切な人を中心に生きてるのが俺にとって一番幸せだし…ま、まさか自主性が無くて嫌!とか思ってる?」
もしそうなら今直ぐは直せないだろうけど気を付けないと
「ううん…他の人なら面倒とか思いそうだけど多喜に限っては別かな」
そう言ってしょーちゃんが口ごもる
「何か…すげぇ愛されてる実感あるから多喜のそう言う所が堪らなく…愛しいなぁって」
そう言って赤くなりながら柔らかく笑うしょーちゃんの方が堪らないよ
何でしょーちゃんはこんなに俺を甘やかすのが上手いんだろう
「全身全霊で愛してるのでいっぱい実感して下さい」
そい伝えるとしょーちゃんは嬉しそうに破顔した
此処が食堂じゃ無かったら今直ぐ抱き締めてキスしたいななんて思ってしまう
本当に俺の中心はいつもしょーちゃんだけなのだ
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