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策略家2
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「ユーリちゃん、こんにちは。さっきはごめんなさいね、混乱してしまって…」
「ぁ…、…っ…」
そのまま伸びてきた赤い爪はユーリの柔い肌に痕をつける。
が、すぐに手は引いた。
「確かに可愛い子だわ。」
フッと上品な笑みを浮かべる顔に、ユーリは
何も言わず手を背後に隠す。
「ユーリ、エイダだ。しばらくここに泊まるが…お前のことを了承してくれた。」
アーサーはそう言ってしゃがみ込むとユーリの頭に手を乗せた。
「はい…!」
「よし。エイダがケーキを焼いてくれるらしいから、3人で食べよう。」
「…!い…いんですか…」
「いいだろう?」
「、え…ええ、もちろん…」
一瞬ぎこちない返事をしたエイダだったが、またすぐに笑顔に戻すとユーリの手を握った。
「いっ…」
「あら、ごめんなさいね…」
「だ、だいじょぶ…です…」
「……じゃあ、行きましょう。」
(…痛い……)
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