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❤︎みるきぃ❤︎黄笠③
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あいも変わらず甘い瞳は、両手で声を必死に抑える笠松の顔を見つめている。
そのまま交互に乳を吸えば、やがて出る量が少なくなり、垂れるのは治まった。
黄瀬は、おしゃぶりの様に乳首を咥えたまま(……もうそろそろ終わりかな…。)と思い、ピンと立った乳首からチュ、と唇を離した。
名残惜しいが、ベィビーの分が無くなるのは困る。
胸への刺激が消えて、笠松が胸元を見れば、黄瀬がミルクで濡れた唇をゆっくりと舐めていた。
「……終わった…のか…?」
ボーッとする頭で問い掛ければ「…おっぱいはもう、大丈夫っスよ…。…でも……。」と言いかけて、少し黙った。
「……でも、なん、だよ…?」
「……でも、今度はこっちからミルク出てるみたいっスよ…。」
クスリ、と笑みを浮かべて、ソファーに浅く座る笠松の太腿を撫であげると、ズボンを押し上げて形を変えている雄に触れた。
「………っつ!!」
ピクンと引き締まった脚に力が入る。
黄瀬はファスナーに指をかけると、ゆっくりとチャックを下ろしていく…。
「……っ、馬鹿!やめろっ!!」
何をされるのか察した笠松は小声で怒ると、黄瀬の頭を手で押し出した。
「……いたた、…けど、こっちも出さないと治まらないでしょ…?…それとも、このままフロアに出るんスか…?」
「…………………。」
確かに、こんな状態では真っ直ぐに歩く事さえままならない…。
かと言って、熱くなったこの身体で、敏感な部分を触られたら、今度こそ声を抑える自信がなかった。
「……幸男さんは声が出ちゃう事を心配してるんスよね…?…なら、大丈夫っスよ。…任せて…。」
黄瀬はそう言うと、先程買った店の紙袋の中をガサガサとあさり、ブランド名が刺繍されたガーゼのハンカチを取り出した。
「…本当はベィビーのお出掛け様に購入したんスけど、今回は仕方ないっスよね…。」
そう言いながら、ガーゼを折り畳んで丸めると「…ごめんね…。」と謝って笠松の口の中にガーゼを押し込んだ。
突然のことに笠松が「……ンムっ!?」と変な声を上げて目を見開くと、黄瀬は「……唇噛んで怪我するより、この方が安全なんで、我慢して下さいっス…。」と言って、張り詰める股間に顔を寄せた。
ズボンのチャックを開ければ、窮屈そうに収まっていた笠松の竿が下着を押しながら外に出てくる。
グレーのボクサーパンツの先端は、先だけ色が変わっていた。
片手でパンツを引っ張れば、プルリと勃ち上がった竿が顕になって、独特な匂いが辺りに漂う。
濡れる先端から、ツゥ…と蜜が滴り出ると、黄瀬はゴクリと喉を鳴らしてピクつく竿に鼻を近付ける。
スンスンと高い鼻を動かせば、嗅ぎなれた濃い笠松の匂いがして、自身の股間に熱が集中しているのが分かった。
今にもはち切れそうな竿に指を掛け、口元へ引き寄せると、黒い茂みの方から舌を這わせて、上へと舐め上げる。
流れ出ていた蜜を舐め取れば、まろやかな母乳とは違う、青臭い苦味を感じた。
ペロリ、ペロリと竿のまわりを舐め取れば、靭やかな脚が小刻みに震えはじめ、黄瀬の服が握られる。
舌を休めて上を向けは、サックスブルーの瞳に涙をためた笠松が、真っ赤な顔で息を弾ませながら、ガーゼを噛み締めている。
「……もう、イキたいっスか…?」と小声で聞けば、少し間をとってコクリと黒い頭が頷いた。
黄瀬は再び笠松の股間に顔を埋めると、大きな口を開け、硬い竿を根元まで飲み込こんで、唇で竿を摩擦する。
顔を動かしてスライドすれば、頭上から「……ン…ふぅ、……ンンッ…!」と小さな声が耳に届く。
動きを早めながら、口の中で舌を使い、弱い部分を舐め上げれば「…フゥうっ!!」と脚をビクつかせて、黄瀬の肩周りの服をギュウと鷲掴む。
笠松は大きく脚を開き、ソファーの背もたれに頭を乗せて、背を仰け反る。
声を殺す事に必死になっているため、今、自分がどんな淫らな格好になっているかなど、頭になかった。
クチュクチュと水音が部屋に響く。
けれど、部屋にはクラシックが流れているため、音は外にもれる前にかき消されていた。
黄瀬は、笠松のペニスを味わいながら、硬くなった自身の竿に手を伸ばす。
器用に片手でチャックを開け、天を向く竿を取り出すと、ソファーに投げ捨てていた自分のハンカチを拾い、竿をハンカチでくるんで、しごき出した。
本当なら、場所など気にせず愛する人と深く交わってしまいたい…。
けれど、それをしてしまえば、幸男さんは怒って2度と一緒に出掛けてくれなくなるかも知れない…。
それに、身体を繋げるには時間が足りない…。
途中でベィビーが目を覚ませば、余計に大変な事になってしまう…。
黄瀬は仕方なく、自身の手で自分を慰めた。
多少虚しい気持ちはあるが、笠松の竿を味わいながらする自慰は、妙に興奮する…。
手の動きを早めると同時に、頭も激しく動かせば「……ンンゥ…!」と引き締まった腰が、淫らに揺れて黄瀬の熱を煽った。
もう、限界が近いのか、笠松の竿が口の中で小刻みに震えている。
吸いつく力を強くして、弱いカリの裏側に軽く歯を立てると、笠松の尻がビクン!と浮き上がって肩に置かれた指が背中に食い込む。
それと同時に「……ゥン…フゥうッッーー!!!」とどもった声が鳴き、細い腰が数回跳ねると、口の中に勢いよく水が放たれて、苦味が広がった。
それと同時に、真っ赤な乳首から、ピル、ピルるるっとミルクが吹き出し、笠松の腹を汚す。
黄瀬は零さないように、精液を飲みくだしながら、ハンカチの中で、自身の熱を放った。
笠松の精液を全て飲み干した後、黄瀬は自分のペニスをハンカチで拭うと、軽く身だしなみを整えて、顔を上げる。
自身の竿を扱いていた為に自分も呼吸が乱れていたが、笠松は完全にソファーに寝そべって、全身から力が抜けきっていた。
フーフーと肩で息づく呼吸を楽にする為、口に咥えさせていたガーゼをとってやれば、銀色の糸がつたって、吸収し切れなかった唾液が、口の端から垂れている。
「…苦しかったっスよね…。…ごめんね…。」
口の端を舐めとって、そのまま、小さなおっぱいに垂れたミルクをも舐める。
出ている量は少量なので、有り余って出た訳ではなさそうだ。
「……も、やめ…ろ…」
「……もう、しないっスよ。…綺麗にしてるだけ…。」
水気がなくなると「…ちょっと待っててね。」と言って立ち上がり、ベビーバックからタオルを取ると、備え付けてあった水道でタオルを濡らして、再び笠松の前に腰を下ろした。
「…お待たせっス…。…身体、綺麗にしましょう。」
汗の滲む顔にタオルが当てられると、ホカホカと温かい。
笠松は気持ち良くて、目を閉じた。
顔や腕の汗を拭うと、1度タオルを濯いで、胸を拭かれ、最後に精を吐き出したペニスと腹周りを拭くと、黄瀬が「…はい、綺麗になったっスよ。…次はこれっスね…。」と言って、今度は紙袋から洋服を取り出した。
「…ジャーン!…実はベィビーの服の他に幸男さんの服も買ってあったんス!…俺って良くできた旦那でしょ?」
パチン☆とウインクしてくる顔に、笠松は力なく笑い返した。
子供の様に着せ替えられ、身だしなみを整えると、抜けた力も大分回復してきた。
ソファーからベビーカーを除きこめば、我が子はあいも変わらずスヨスヨと寝息をたてている。
手を伸ばして、柔らかな頬に触れれば、一瞬身じろいだものの、また寝てしまった。
不思議なもので、赤ん坊と言うのはずっと見ていても飽きない。
それが自分の子供となれば、尚更なのだろう…。
「……お前は本当に良く寝るな…。」
ふわふわの毛を撫でていると、シュッ、シュッと音がして、嗅ぎなれた香水の香りがしてくる。
不思議に思って音のする方を見れば、黄瀬が何やら香水の瓶を持って辺りに吹きかけていた。
「………涼太…お前、何やってんだ…?」
「……え?…いや、匂いが残ってるかなーと…。」
「…匂い…?」
「……幸男さんの、二つのミルクの匂いっスよ。」
「……二つのミルクって……」
その意味を理解した笠松は、顔を赤らめて、前に立つ黄瀬の腹にパンチを繰り出した。
「……ぅ…!…ゆき、おさ……」
「……変な事言ってんじゃねー!!」
「…変な事じゃないっスよ…。…例え匂いでも、幸男さんの事を誰かに知られるのは嫌っスもん…。」
真面目な顔で応える黄瀬に、笠松は「……言ってろ、…馬鹿…。」と照れた様にそっぽを向いて立ち上がり、ベビーカーを押してドアを開けた。
「…え!?…ちょっと待って下さいっス!幸男さーん!!」
急いで荷物を手に持つと、慌てて笠松の後を追った。
「……もう、置いてくなんて酷いっスよ!」
サングラスを掛けながら追い付いて来た黄瀬が文句を言うが、スルリと笠松からベビーカーを受け取り、代わりに押して歩く。
そのさり気ない気遣いに、笠松はいつもときめいて嬉しくなる。
「……じゃぁ、買い物の続きしましょうか。」
「……まずは、母乳パット買ってからな…。」
「…幸男さん、買うの恥ずかしいなら、代わりに俺買うっスよ?」
「……馬鹿、お前に買わせられねーから、あんな事したんだろーが!」
冷たい目で睨み付ければ「……ごめんなさいっス…。」と黄色い頭を項垂れた。
「……まぁ、今回は、俺がパットしてくんの忘れたのがいけねーんだし…。…えっと、…その……助かった……。」
「……幸男さん…」
視線を合わせようとしないサックスブルーの瞳は、何度も瞬きをして、顔は赤く染まっている。
拗ねる様に突き出した唇が、キスをねだる時の様になっていて可愛らしい。
その顔に黄瀬のハートがキュン❤︎とする。
「…幸男さん、何なのその顔!もー可愛いっスよ~~!!」
人通りの多いフロアで抱きつこうとする巨体に「…うるせぇ!黙れ!」と定番の肩パンチを繰り出すと、黄瀬が痛がっている間に、スタスタと歩き出す。
「……あ、ちょっと!幸男さん!2回も置いて行かないで下さいっス!」
早歩きで笠松の元に来た黄瀬は、ベビーカーに備え付けてある荷物フックに紙袋を下げると、あいた腕を笠松に向けて伸ばし、スルっと手の平に触れた。
サックスブルーの瞳が蜂蜜色の瞳を見遣れば、甘い色が優しく微笑む。
「……久しぶりのデートなんだから、これぐらいはいいでしょ?」
笠松は一瞬ためらったが、そのままフロアを歩き始め、そして、綺麗な長い指の間に自分の指を絡めた。
「………幸男さん……」
「……ベビー用品店に着くまでだからな…。」
ぶっきら棒に言う言葉とは裏腹に、笠松の耳が赤くなっていて、黄瀬はクスリと笑った。
自分の妻は真っ直ぐで、恥ずかしがり屋で、けして嘘をつく事が出来ない、本当に可愛い人だ……。
「…えー、俺はずっと繋いでいたいっス❤︎」
「…ちょーしにのんな、馬鹿…。」
カラカラとお洒落な3輪式のベビーカーを押しながら、2人は堅く手を繋いで、賑わう人混みに紛れて行った。
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