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《緩やかな決着》39
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「いや…今日…なんだが…」
「今日?」
そう首を傾げる可愛い顔に見つめられると…
「あ、いや…なんでもない…」
余計聞きにくい…
「え?」
今度は顔をしかめるアキラ。
「病院…行ったって…どこか具合いが悪いのか?」
仕方なくもう一つ気になっていたことを聞いてみるみずき。
「ん、あぁ…定期薬もらいにいっただけだから気にすんなよ…」
「あぁ…そうか…、よかった…」
頷くみずき…
「……」
アキラはテレビを見続けているが…
「……」
やはり気になって聞きたくてアキラの横顔を見つめてしまう…
「ん?何?」
視線に気付いて…また問ってくるアキラ。
「い…一緒に、」
「一緒に?」
「寝てほしい…」
頑張って言い切るみずき…
「あー……いいけど、今日だけな…夜中仕事ある日はダメ」
アキラは首を傾げながらそう答える。
条件付きだが、嬉しい答えが聞けて、喜ぶみずき…
「あぁ分かってる有難う…」
頷いてお礼をいってしまう。
「有難うって…なんか変…」
呆れたように笑いながら言う。
「…いや、すごく嬉しいから…」
優しく微笑む…
「ばか…そんなにしたい?」
ちょっとからかうように上目遣いで聞く…
「あ、アキラっ…」
どきっとして、慌ててしまうみずき…
「えっち…」
意地悪にからかうアキラ…
「…すまない…でも、やはりアキラを抱きたい…」
そっと唇を奪うみずき…何度か口付け、瞳をあわせる。
「……みずき、オレのこと…好き?」
そんなみずきがかわいく思えて…耳元でそっと尋ねる…
「えっ…あ、あぁ、勿論、大好きだ…愛してる…」
そんな可愛いらしいことを言われたら、余計ドキドキしてしまう。
「……ん、ありがと…、していいよ…」
了解を出しながらみずきにさらに密着して…
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