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疑わしきは…
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「そ、それよりさ!
あの人たちが言ってたんだけど…
その…去年の冬休みあたりからリンチみたいなことが無くなったのって…
圭太のおかげって本当?」
「……………
あぁ…
今度からは疑わしきは罰せよでいこう思う」
つまりあいつらの中の誰かだなと何かぶつぶつ言いだした圭太の声からして絶対に悪い顔してる。
話を変えるために自分から振ったこととはいえ、俺は顔もわからない人たちを気の毒に思った。(あのチューリップ三人組は体調が戻り次第俺から一発……やっぱやめとこう。俺野蛮なの嫌いな子だし。なんちゃって)
「おまえなぁ…
もうそんな事すんな」
「平気だ
あいつら弱いし」
「そういう問題じゃない!
圭太が強い事も賢い事も俺が知ってるけど、それでもダメ
つかさ…恥ずい事すんなよ!
俺は男だぞ!男に守られるのは女だけだっつーの!
今時女の子だって守られてばかりは嫌だとか言うのに、男の俺が知らないとこで守られてるとか情けないだろ!
そりゃあ…俺喧嘩とか強くないけどさ…
カッコつけて1人で何でもしようとしてんじゃねぇよバーカバーカ!」
「………そこまで言うなら顔くらい出せば?」
う゛ッ………
ペチペチと畳の床を叩く。
ん?とちょっと顔を近づけた(と思う)圭太をグイッと引っ張って隣に倒してその胸元に抱き付いた。
どうだ!これなら顔を出しても見られることはない。
「それになぁ!守るならちゃんと守れやバカ!」
俺は一体何が言いたいんだ……
矛盾しまくってる
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