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好きを見せて。6
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────────────…
「……」
ヤバイ。
今日2度目のピンチ。
…………………………睡魔だ
あぁぁあ!!!
もうアクビ何回したか分からない
後少しでできる、と言われたのが5分前…
その時も、若干のうたた寝をしていたもののもう、目が3分の2閉じてる
「眠…」
「退屈?」
テーブルにゴン、と音をたて伏せると心配そうな声音が聞こえる
「だったらなんかしてくれるの?」
「テレビでもつけとけば?」
声以上に見向きもしない態度に腹が立つ
「いい」
今はアンタとの時間がほしんだっつの…
テレビなんか着けてたら勿体ねーよ
「あと少しだから待ってて」
「……さっきからそればっかじゃん」
「ん?だって下ごしらえとかなんもなしだもん」
もんって
「……」
「お腹空いたよな?ごめんな」
「そーじゃねぇけど」
「けど?」
「……言わねぇよ!」
「何?言ってよ」
「言わない!」
「頑固だねぇ」
「わりぃかよ」
「ううん?むしろそっちのがいい」
「アンタ……変態だろ」
「好きな子を前にして冷静で入れる男なんか居ると思ってんの?」
「え?」
「自分で気づいてないだけで、誘ってんの気付けよ」
背を向けて話していると不意に振り返り臨海を見る
すると、一瞬鋭く見つめられた視線と混じり合う
そこで初めて理解する
同じ気持ちなんだ………
「っごめん」
「そこはツッコめよ」
そう言い臨海クスクスと笑い出す、が俺はそれどころじゃない
「…啓」
たまらずキッチンに立つ臨海の元へ行き自分より全て勝るその背中に抱き着いた
「……っ」
「…シたいの?」
「…………ん」
普段なら嘘でも悪態をつかない日はないが恋人になれた今あるのは欲情の2文字だ
「じゃあ、可愛くおねだりしてみて?」
「へ?」
「ん?」
めっちゃ微笑みかけられた。
その顔は反則なんだって……
「せ、せんせ…と、えっちしたい…」
羞恥のあまり臨海のシャツを握り締める
「んー、ご飯食べたらね?」
「は?」
な、え?今なんてった、この人。
ご、ご飯食べたらね、って………人に恥ずかしいことしておいて!?!
放置プレイとかイマドキはやんねーよ!!
「っ」
ッッ!嘘だろ…
「勃っちゃった?」
「な、っ!」
この人、分かってやってる。絶対
「やっぱなんでもない!」
「トイレで抜くの?誰のこと考えて抜くの?女優?男優?」
バッと臨海から腕を解くと拗ねるようにしてその場を離れようとするが図星をつかれ肩を跳ねらせる
「んなこと、はなっからしねぇ!」
「それじゃあ…俺?」
ガスコンロを切る音が微かに耳に入ると、今度は臨海の声が耳を震わせる
「っ……」
咄嗟に唾を飲み下す、ゴクリと喉を通る音がすると全神経が身震いした
普段の声とはワントーンばかり下がっていて、それだけで啓の中心は熱を持つ
「反応が初々しくていいね」
「ん…」
壁に押さえ付け噛みつくようにキスをする
「んぅ…ん…ふ」
「ん…」
お互いに求めあい。室内には水音が響く
「っは…ぁは、はぁ…」
「大丈夫?」
「っ」
余裕ありすぎだろ…泣ける
経験値の高さの違い、か
それにしてもそんな何事もなかったような表情…ありえねぇ!
「どした?」
「なんでもねぇよ」
「そ?じゃ、もうできるから片付けといて?テーブル」
「あ、え…」
臨海が指をさしたテーブルの方を見ると見事に勉強道具が散乱していた
恥ずかしさより唖然で啓は顔を引きつかせる
「啓」
「ん?」
テーブルに世話しなく散らかされたペンやノート…プリントを急いで片して鞄にしまっていると声をかけられる
「俺…食後のデザートはとっておき甘いのが好みだからな?」
「っな!!」
な、なんてこというんだよ!この人は!!
食後のデザート=俺……ってことだろ!?
や、ヤバイっ、なんかしなきゃいけないのか!?
「顔真っ赤…」
クスクス笑いながらまじまじ見られて恥ずかしくなる
「そんなこと」
「初めてだから優しくするから、安心しなよ」
「は、初めてじゃなっ!」
「入れたことあるの?入れられたことか……」
「だ、それは……その」
「一人の時はどうやってするの?指?道具使うの?後ろにはいれたりする?」
面白そうに直視され、言葉が出ない。
唐突すぎるんだ、質問が!オブラートに包めよー
「イク時、誰のこと思ってるの?啓」
ビクッ
確実に今、動揺した……言葉攻めとか、恥ずかしすぎる。
この人分かってるだろうから質わりぃよ…
それに、今ので………
勃起した…………………。最悪!!
「く、くだらないこと言ってないで食べようぜ?!は、腹減ったよ俺…」
「そだな」
耳まで赤くした啓は忙しない行動になりながらも、どうにかやり過ごすとこの状況が治まるのをまった
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