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【鳥ちゃん最強説】アイよぴ 3
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Side.aiku
朦朧とする意識の中、重い瞼を開ける
気がつくと自分は、狭い部屋の一室にいた
辺りを見回しても、狭い部屋の壁とドアしか視界に入らない
腕や足はいつの間にか縛られて、立ち上がることさえ困難だ
そういえば、あの時突然現れた山賊に頭を殴られて気絶させられて.....
そう思っていたら、突然ドアが開かれ、さっき自分を襲った山賊やその取り巻き数名が現れた
「よぉ、お兄ちゃん。チョーシはどうだい?」
アイ「ここ、何処なんですか?
何故自分をこんなところに?」
「おっと、それを聞く前にまず自己紹介だなぁ。
俺たちは一応山賊。
で、君が何でこんな薄暗いとこに連れてこられたかっていうとな?。
ちょっと俺たちの遊んで欲しいんだよ♪」
アイ「あ、遊び...?」
「俺たち山賊なんだけどさ、メンバーが筋肉ゴリゴリでおじさん面のゴツい男しかいないわけよw
本当はさっきのお姉さんも一緒に連れてきたかったんだけど、中々隙が無くて抵抗も強くてねえ。
それで、男の子だけど可愛くて大人しそうな君に来てもらったってわけ!
どういう意味かわかるかな?」
アイ「.........まさか..」
嫌な予感が脳裏を過ぎり、自分の体を強張らせる
一気にその人達全てが恐ろしく感じる
するとその人達はノロノロと自分へ近づく
「感が良いねえ。
なら話が早いね、それじゃあ...
おじさんたちと気持ち良い遊び、しようか♪」
アイ「や、来ないでくださ....!
やだ、助けて...誰か、誰か!」
「叫んでも無駄だよ?ここが山奥付近なのは、よく知ってるよね?」
アイ「嫌だ、助け....Yさん...Yさん....!!」
Yさんの名前を必死に叫んだ
愛しい恋人に救いを求めていた
嫌だ、助けて、助けて!!
自分にその人たちの手が触れようとしたその時に、
突然、壁が破壊された
強風が吹き付ける
驚いてその破壊された方を見ると、煙とともにYさんの姿が見えた
アイ「Yさん...!?」
よぴ「...」
「なんだこいつ!?
鉄の壁を素手でぶっ壊しやがった!!」
「いやそんな馬鹿な!?爆弾とか仕掛けてたに違いねえだろ!」
「そんなことは良いから、そいつをブチ殺せ!!」
山賊全員がYさんに向かっていく
何故か彼は無表情のまま、動かずにいた
その瞬間、1人の山賊が弾き飛ばされた
「ぐぁあああ!!」
アイ「...!」
突き出された拳が、とてつもない返り血を浴びていた
山賊を全員相手にしていく
彼の拳と蹴りは、山賊の体を次々と弾き飛ばして行った
まるでその一発一発が弾丸のようで、ましてや砲弾のようで、とても破壊力があった
不思議と恐怖は無かった
あったのは、その姿にひどく見惚れていたことだ
全員倒したのか、彼は自分の元に駆け寄ってくる
さっきの無表情の冷たい目は何処へ行ったのか、焦りと混乱が見えている
よぴ「アイク!大丈夫か!?
今縄解くからじっとしてろよ!」
アイ「あっ...Yさ....」
縄を全部解くと、Yさんは自分をぎゅっと苦しいくらいに抱きしめた
よぴ「良かった...無事で良かった.....アイク...」
声が涙ぐんでいる
それだけ、心配をかけていたんだろう
自分は、Yさんの頭を撫でた
アイ「ごめんね。
ありがとう、Yさん」
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