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きっかけ 05
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「自分の飲める量は自分で把握しろ」
「はい…」
「まあ過ぎたことはどうにもならない。だから、それはもういい」
「え?本当?!」
奏の言葉に喜ぶと、奏にバシッと肩を殴られた。
「俺は怒ってるんだ。俺が許すのは、今すぐ準備して恋人のところ行って、問題を解決をしたらの話だからな。さっさと行け」
いつもはそんなに口数が多いわけではない奏様は怒ると饒舌になるらしい。
ちょっと怖い。
日向はこんな奏に怒られているのか…。
「は、はい。行ってきます…」
奏にビビった俺はさっさと準備して、光さんの家に向かった。
ピーンポーン
ドキドキしながら光さんちのインターフォンを鳴らす。
「はーい、どちらさ…色葉くん…」
部屋着で出てきた光さんは、俺を見た瞬間固まった。
最後に会った時より何か痩せた気がする。その理由も聞かないといけないから、取り敢えず話さないと。
「話がある」
俺はそう言って、光さんをジッと見た。
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