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癒えない傷 05 *
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そっと唇を離すと、光さんは幸せそうにこちらを見ていた。
「幸せそうだね」
「幸せ、だよ」
「俺もっ」
嬉しくなって、ぎゅーっと抱きついた。
「色葉くん、痛いよ」
そうは言いながらも、引き剥がそうとしないから、光さんも満更ではないんだろう。
「俺の愛は痛いんだよ」
「今の発言の方が痛いよ」
「あはは、煩い〜。ほら脱いでください」
「はは、ムードないねえ」
本当それ。最初はあっても、途中でなくなってしまう。
まあ、気にしてもないんだけど。
二人とも脱いだところで、光さんを押し倒した。
光さんって、ヤる間ずっと、ジーッと目を合わせてくるんだよね。
イキそうになっても、目を逸らさないの。
それがすごく可愛くて、たまらない。
「あっ。タオル敷かなきゃ。ひかさん、ちょっと待ってて」
タオルを敷かないと、ローションでベッドが使えなくなる。
自らムードを壊して、せっせとバスタオルを持ってきて、光さんのお尻の下に敷いた。
「準備オッケー?」
「オッケー!」
光さんに向けて、笑ってピースをした。
「いろ好き」
「俺もひかさん好きだよ」
軽く唇を合わせ、首、胸、お腹と下へ向かいながら優しくキスを落とす。
「はぁ…」と気持ち良さそうな吐息が聞こえる。
「ひかさん、うつ伏せになって、お尻だけ高くして」
「ん…」
光さんはのそのそと動き、言われた通りの体制になった。
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