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西条京は恐ろしい
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「まぁバカ犬のことだ。
どうせなんも考えずに突き進んだ道だろうけどな。」
「ぁあん!?」
「自分で自分の首を絞めるとは…
散歩を強請る犬のようだな。」
「俺は犬じゃねっつの!」
なんべん言ったら分かるんだよ!
「テメェこそなんだ?あ?
京都みたいな名前しやがってよぉ!」
「京都?
初めて言われたな。」
「名前が京だし、苗字に西って入ってるだろうが。
京都は西だから…ってなに解説してんだよ俺は!?」
「お前…京都が西だってよく分かったな。」
「驚いてんじゃねーよ!!そんくらいわかるわアホ!」
ハァ…今日は疲れた。
随分と久々に、よくもまぁペラペラ喋ったもんだ。
挙げ句男に…ッ、オトコ、にぃっ…!
ソレもコレも、全部コイツのせいだ。
きっと、俺が今なんとなく嬉しくなっちゃってるのも、この部屋が明るく見えるのも、全部コイツに毒されたせいだ。
西条京は、恐ろしい。
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