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「ルイ…少しだけ行ってくるね」
一応、置き手紙を書いて外に出る。
ルイのためだと思えば、仕事だって頑張れる。
「アーネスト、今日は忙しいぞ」
「即効で終わらせるから」
シャルは少しだけ笑って、仕事を開始した。
俺の場合は、デスクワークが多いから肩がこる。
もともと、ヴァンパイアの世界は階級で全てが決まっていた。
むしろ働く事もなかった。
ただ、独占欲の強いヴァンパイアはしだいに規律が守られず秩序が崩壊した。
そこで、その時に王を名乗っていた男が人間界の真似を始め、仕事を作り秩序を守った…らしい。
俺も一応貴族の生まれなので、デスクワークなんてしている事自体が可笑しい!
はぁ…ルイは大丈夫かな…
一人にしてしまった事に罪悪感を感じずにはいられなかった。
「終わったぁぁぁぁぁぁ」
「お疲れ様、アーネストくん」
「あっ、上官、お疲れ様です」
「今から、どうかね?」
この人毎日飲んでないか
基本毎日誘われている気がする。
「すみません…今日は早く帰らなきゃいけなくて」
「そうか…じゃぁまた今度」
そう言って、上官は背中を叩いて歩いて行ってしまった。
「おぉアーネスト…ん?どーかしたか?」
「いや…なんでもないよ、じゃぁ俺は帰るから」
「おう、じゃぁなー」
まぁ、気のせいって事もあるし。
なんとなく、嫌らしい手つきに鳥肌が立ってしまて。
なんの感情も持ってない男に触られるってこんなにもら気持ち悪いんだな。
ルイにも、あんまり触れないようにしなきゃかなぁ
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