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朝菊
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「アーサーさん」
今日の菊はおかしい。
酔ってる様子はないのに誘ってきてる。
「き、菊?」
「シないんですか?」
シャツのボタンを外しながら寄ってくる。
正直嬉しいが、普段してこないことをしてくると戸惑う。
「ふふっ、アーサーさんお顔真っ赤ですよ」
「お、落ち着け菊!お前どうした!なんか変なものでも食ったか?」
「なんですか?いつもアーサーさんとしてることですよ」
にこにこと妖しい笑みを浮かべながら膝に乗る。
どうすればいいのか…そう思った時、菊は俯いた。
「菊?」
「うう…恥ずかしい…」
さっきと違って顔を真っ赤にしてる。
どうやら本気で誘って恥ずかしがってる。
「今の忘れて下さい…」
降りようとする菊の腰を掴み、引き寄せる。
「ここまで誘っておいて無しにすんのかよ」
「だ、だって」
「シたくないのか?」
「…シたいです」
誘ってきたのは菊なのにいつもと変わらない。
少し安心した。
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