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我慢(達実side)
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「計画?なによそれ...」
「知りたいですか?」
「えぇ、とても興味深いわね。」
俺がそう答えるのを待ってたかのように、
坂口啓人は大きな溜息をついた。
「僕の家まで来て下さりますか?
勿論、貴方1人で。」
1人で...ね。
俺が今1人なのを理解して言っているのか、
警察を呼ぶなと言っているのか…
恐らく両方だろう。
どちらにしろ、俺が行かなければ始まらない。
「えぇ、分かったわ。」
「住所は変わっておりませんので。
あ、あと山崎嶺音の意識は戻りましたか?」
「...え?」
如何して嶺音くんが意識が戻らないことを
知っているのかという疑問より、
やっぱり坂口啓人が関わっているんだという
確信の方が強かった。
本当は今すぐに問い詰めたい。
如何して嶺音くんを撃ったのかと。
だけど今すぐに問い詰めたとしても、
電話を切られて逃げられてしまったら、
日向がどうなるか分からない。
そしたら元も子もなくなる。
そう考えて、嫌味を込めた返事をする。
「えぇ、おかげさまでね...」
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