アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
飴
-
アイツは近づいてくると俺の制服の胸ポケットに手を突っ込んできた。
「…なっ!?」
「んー?…あ。あった!」
そういって取り出したのは飴箱に入ってたのと同じ飴…
「これはなーに?美弥?」
「……知らね」
「んー?ほら!いいなよー?」
「……知らない」
「美弥ー?ほらほらー!」
そんなやり取りを続けてたんだけどもうイライラしてきて…
「…っあぁー!もううるさいなぁ!そうだよ!俺が置いたんだよ!悪いか!」
「ふふっ美弥かーっわい!そうか、美弥がおいたのかぁー!」
「……触るな!」
あぁなんでこんな恥ずかしい思いをせねばいかんのだ!
「美弥先輩だったんすか!優しいっすね!」
「美弥だったの?知らなかったー!」
「美弥だったのか。知らんかった」
「…………頭痛い」
その後一年の説明を続けるアイツはイタズラを思いついた小学生みたいにニヤニヤして
「最後に!このインターホンに~を取るので○分間開けてくださいって言えば9時前に部屋に入れるよ!」
「なっ!?おま…」
「やってみるっす!えーと荷物を中に入れるので1分間開けてくださいっす!」
『一分間解放。残り59.58.57……』
「すごいっすー!」
そういって祐也は中に入っていった。
「……おい。」
「1分ゲーム開始!」
「…おいって!」
「ふふふーん」
「……っ!」
こいつ……!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 114