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康介と別れて家に帰りシャワー浴びて寝ようとした時、光からの着信に気がついた。
「なに」
『ユキちゃんっ、ゴールデンウィークに優の別荘まで連れてって』
「はぁ?」
『ゴールデンウィーク、せいも連れて一緒に優の別荘で遊ぼうよ』
「アイツん家って別荘まであんの?」
『別荘っていうか、元々は優ママのおじーさんのお家。リフォームしてキレイになったんだって。今は誰も住んでないから管理の人にお願いしてあるみたいなの。昨日たまたま優のお家にお邪魔した時にね、優のパパが休みの間は好きに使っていいよって言ってくれたんだ。ガスは通してないけど、水道と電気は使えるから、それでも良ければゴールデンウィーク、遊びに行っておいでって』
「行くのはいいけど、なんで俺が連れてかなきゃいけねぇーの?」
『優の運転で、もしせいが死んじゃったらどうするの?優が優パパのベンツ譲ってもらえたのは、運転荒すぎて事故った時に少しでも死ぬ危険を避ける為だよ?』
そうだった……。
アイツ車乗ると性格変わるんだった……。
「…………俺が運転する」
『さすがユキちゃんっ、日程どうするかまだ優ともしっかり話し合えてないんだけど、ゴールデンウィーク前に出来れば1回会って話したいなって。時間取れる日ある?』
「大学とバイトで休みないから時間取れねぇー」
週末は出来るだけ星に会いたいし。
『じゃあ、来週の土曜の夜にランちゃんのお店で会おうね。その日の夜しか優が予定空いてないから、せいも一緒に連れて来て。どうせ金曜の夜から、せいはユキちゃん家にお泊まりでしょ?』
なんでまだ星にも伝えてない、俺の予定を光は知ってんだよ。
「最初から決まってんなら、わざわざ時間取れるか聞くな。ランに個室取れるように連絡入れとく」
『ユキちゃん大好きっ!』
ブチッ。
相変わらずなヤツだな。
言いたい事だけ言って電話切るなよ……。
てか、優って俺と星の関係知ってんのか?
光がある事ない事、勝手に優に話してそうだなぁ。
まぁ、でも。
少しでも星と一緒にいられるなら、なんでもいいや。
あー。
ランにも連絡入れねぇーと。
面倒くせぇー。
身体いてぇー。
ねみぃー。
俺は知らぬ間に眠りについていた。
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