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ギブスが取れたのが昨日。そして今日は土曜で現在涼の家。
前言ってたエプロンを覚えてやが…覚えていた涼に呼び出された訳である。
「思ってたよりも普通だな」
涼に渡されたそれを見ての感想。
それはそこまで模様が入ってないシンプルなデザインで、俺が想像していたのとは違った。
涼の事だから女みたいなの選ぶのかと…。
「それも良かったけど今回はこっち」
ん?今回?"今回"って言いました?
お前このエプロンシリーズ何回するつもりなの?
「お前が俺の家で料理するときの恒例にするつもりだけど?」
何「当たり前でしょ?」みたいに言ってんだよ。それだけのためにエプロン買うなよ。エプロンのためにお金を使わないで下さい。
「大丈夫、候補は後4つくらいだからそんなにかからない」
4つ"も"だわ、バカヤロー
「…はぁ、この1つだけだ。5つも買ったらもったいねぇだろ」
「残念。…あっこのエプロンのデコレーションを真に頼めば良いのか」
止めなさい。困ったときの真さんは止めてください。
確かにこのエプロンに装飾するなら買ったエプロンは1つで俺が出した条件をクリアして「やったね!2つのエプロンを着れたね!」だけど、止めてください。真さんに頼んだら嫌な予感しかしないから
「デコられたら俺着ねぇからな…。…で?これ着れば良いのか」
「うん、それ着て今日の晩御飯よろしく」
新エプロンの話はここまでにして、涼から受け取ったそれを両手に持って広げる。
…バイトのは腰につける奴だったから楽だったんだが、これはどうやって着けるんだ…?後ろの紐がクロスしてる…。上から被れば良いのか?
初めて着る型に苦戦しながら何とか着ることができたのは着始めてから1分が経ってから。最終的に涼に手伝ってもらった。
「昴流エプロン似合いすぎて辛い…。流石俺の嫁」
「お、おう…」
エプロンは服って訳じゃねえんだから似合う似合わないもないと思うんだけど、それをいったら涼に「ある」と返され、具体例を出しながら説明しだした。
長く続きそうだったので途中で止めたが。
「ふふ…、昴流本当にお嫁さんみたいだな。俺のことダーリンって呼んで良いんだよ?ハニー」
「…誰が外国風に言えと言ったよ」
「えー、気分?」
つか俺嫁じゃねえし…嫁げねぇし…。否、外国にいけば結婚できるか。その場合俺はどうなんだ?嫁ぐ方なのか??それならやっぱり俺は嫁なのか?頭混乱してきた。
呼び方もダーリンとハニーは如何なものだろうか…。なんか、こういっちゃああれだけど馬鹿っぽい…。
じゃあ普通の夫婦って男の人のことをどう呼ぶんだろ?夫さん?いや、それはねぇわ…語呂悪すぎ。
さん付け?それか、君づけとかそこら辺?後は今のままで呼び捨てってのもあるか。
…うん、結論。普通に涼で良いわ。
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