アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「これが昴流の一番えろい顔。俺だけが知ってる可愛い顔。…他のやつに見せたりしたら怒るからね」
「…見せる、訳ないだろ」
見せてたら俺、マジでビッチじゃん。
「…お前に、だけだ。こんな…っ、女みてえなだらしねぇ顔、見せんのは」
「…だらしない?何で?すげえ可愛い。…だってこんな顔になるくらい俺の事好きでいてくれてるって事だろ?…違う?」
「ぁ…、すき…ッ!」
「ふふ、可愛い…」
こんな姿を可愛いと、好きって気持ちの現れだと喜んでくれる。
…嗚呼、そうかもな。好きだから、手淫をされただけでこんなになる。愁とヤってもこんだけの事でこんなに感じることは1度も無かった。…俺はこんなにもお前に溺れている。
「…お前と、居ると色んな事に気づけるな」
「そう?それは良かった。…じゃあ続きしよっか」
「ひゃ…っ?!」
「ふふっ、もうちょい俺に付き合ってね?」
俺を抱き上げて湯船に浸かると、バスタブに体重を預けるような体勢をさせられる。
「ぅ…、ぁあ…っ」
まだきついそこに指が侵入してくる。お湯が潤滑液代わりになって、そこまで苦では無かった。
「…ぁんっ、あ…っ、アっ、」
何度も俺のそこを解してきたその指は直ぐに前立腺を見つけ、その指の腹で押したり、擦られる。
「ふぁあ…っ、あ…っ、」
俺の声が風呂の中で反響する。
先は鏡の方に意識が行っててあんま気にして無かったけど、目の前からそれが無くなると、その音が大きくなったように感じた。
「っぁ…っ、あぁあァァッ、」
「…お前いつもより感度良くない?自分の声に興奮した?」
「して、ねぇ…ッ、ぁ…っ、あう…っ」
…嘘、してる。
いつもより大きく聞こえる自分の喘ぎ声が、感じてるんだって涼の指を意識させるせいで、いつも以上に感じてしまう。
それが、興奮している…って事なんだろう。
「可愛いやつ…」
「あ、あっ…ひぁッ」
「可愛い昴流が見れるんなら風呂でヤんのも悪くねえな」
「…っ、もう、ぜってえ、しねぇ…ッ!!」
「あら、それは残念。…どうしても?」
「っ、ふぁ…ぁ、あっ、当たり、前だろ…ぁ、ン…っ」
音は響くわ、鏡はあるわの場所でなんてもう2度とやらねえ。俺の心臓が持たない。
「けちんぼ」
「誰が…っあぁぁあアァ…ッ?!!きゅ、うに…っ、ぁあァン…ッっ…!」
「誰がケチだ」、そう言う間もなく、パチュンと水音を立てて指よりも太く、熱をもったソレが挿れられる。
心の準備もなしに奥までひと突きにされ、俺のから精液がポタポタとこぼれ落ちた。
「っは…エロ…」
「あっ、あ…、アっ…!やら、ぁ…ッ、お、ゆ…っ、入って…ひぁあ…ッ」
激しいピストンと共に深くまで溜められていたお湯が奥にまで入って来て、それが中に出されたときの感覚と似ていて、それにすら感じてしまう。
「あ、ぁあ…ッ、も、やあぁッ、あっ、あんッッイって、俺今イって、ぇ…ッ、」
「っ、そうだね、中すげえ痙攣してるから良くわかる」
「ぁあぁぁぁっ、あっ、ならも、とめ…ッ、無理、無理だからぁっ…」
イってんのに、その腰使いは激しいままでずっとイってるみたいな感じがして、目の前がチカチカと点滅を繰り返す。腰もガクガクして、体に力が入らない。
「ちんこ…っあ、ァァっ、ちんこ、壊れ、壊れる、っぁあッッ」
「…んー?嗚呼、本当だ…精液出っぱなしでやらしい…」
「あっ、あ、あぁぁ…ッ、あっ、ほんと、む、り…ッ、ひぁあァ…ッッ…!」
俺のは勃ちっぱなしで、先走りが止めどなく溢れ、時折そこから白濁としたものが何の前触れもなく流れ出た。
さっきから体はずっと痙攣してて、止まらない絶頂の波に、もう自分がイってんのかも分からなくなってきた。冗談抜きで俺の壊れそう、次いでに俺も。
「速く…ッ、いけよ、ぉ…ッ、あっ、ふぁぁァ…ッ、この、ち…っ、ろう…ッ!!」
「遅漏って酷いな…俺は頑張って耐えてるんだよ」
「たえ、んなぁ…ッ、も、無理、無理ぃ…っ、」
「っふふ…、可愛いからついいじめたくなるんだよね。…ごめんね?ん…、ちゃんとイくからさ」
余裕のない声で囁かれドキンと胸が跳ねる。嗚呼、もう。ここでその声は反則だ。俺がその声に弱いって知ってるくせに。
「ぁあっ、あっンぁ、やら…ッ、あぁァっ、」
「…っ、は、昴流…ッ」
「~ッぁァ?!…あっ、あぁあ゛ァッ…、ぁあ…ッ、っぁ…、ぁ…」
力の入っていない俺の腰をお湯が入ってこない高さにまで持ち上げて、抉るように俺の奥を突く。
涼がイく直前、切な気な声で名前を呼ばれ、頭の中が真っ白になって、パタパタと欲を溢した。
「…っん、ふぁ…ぁ…っあふ…」
「…おっと…」
キスをされながら涼のが抜けられる。支えになるものがなくなった俺はその場にへたりと座り込んだ。
「ぁ…、ん…けいれ、止まんね…、」
行為が終わってから時間がたっても、その余韻は消えず、ガクガクと体が震えた。
「悪いやり過ぎたな」
「…ぁ…?…っ、ほんと、それ…」
いつもよりも余韻は長く続き、痙攣が止まった所で涼に抱き上げられる。
申し訳なさそうな顔をする涼。本当にな。女だったら今ごろ夢の中だ。否、俺も意識が飛びかけてる。
「お前とヤると抑えが効かねえな。…お前が初めてだよ、こうなんのは」
「んー…、ふふ…そう?」
俺が、初めて。抑えが効かないってことは、そのくらい好きなんだって自惚れても良いよな?…嗚呼、そうならすげえ嬉しい。そして、狡い。そんなこと言われたら怒ることができないじゃないか。
「…ゆるすのは、今回だけだからな」
「くく…ありがと、大好き」
「…ん」
ー俺も、大好きー
そう言い終えるか、言い終わらないかと所で、疲れきった体に襲ってきた睡魔に抗えず俺は意識を手放した。
「…本当に、お前だけだよ昴流」
俺が意識を手放した後、涼が呟いたその意味を、俺は勿論知ることはなかった。
その意味を知るのはまだまだ先の話である。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
216 / 1113