アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
316
-
目を覚ますと龍哉さんと蛍さんが居た
なんでここに居るんだ?
さっきまで風呂場にいたのに
「蓮」
と龍哉さんに声をかけられる
ズキっ
と胸が痛くなった
嫌だ
何言われるかわからない、怖い
思わず龍哉さんに背を向け蛍さんに助けを求める
(ヤダ)
蛍さんの方に手を伸ばす
「蓮っ…悪かった。何もないから、頼むからこっち向いてくれ」
龍哉さんの悲痛の声に振り向く
「悪かった、臭かったよな?でも、本当に何もないから…嫌な思いさせてごめん」
「だから、もう自分を傷つけるのはやめてくれ」
自分の手や足を見ると傷だらけで包帯ぐるぐる巻きになっていた
「蓮…帰ろう」
龍哉さんは手を伸ばしてきた
俺も帰りたい
龍哉さんの方へ手を伸ばし抱っこしてもらう
「蓮、愛してる」
俺も
いくら傷ついても龍哉さんのことは嫌いにはなれないのだ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
316 / 443