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2俺たちの愛【ー華南ー】
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こないだマキが泊まりに来た時、むつが俺を抱きたいって相談し出した時は正直焦った。
だが、マキは俺たちがイチャついてる間に、百目鬼さんに会いたくなったと勝手に帰ってしまってて、ちょっとホッとした。
なのに…
マキ「コレとコレとコレ♪、小さいのから始めて徐々に慣らせたらぁ♪、最後はコレ使うと良いよ♪むつのより大きいからね♪」
華南「あのー、マぁキぃきゅん?。何なのコレ」
2人っきりで会いたいと言われ、仕事終わりに個室居酒屋に入った俺とマキ。
マキは、俺の目の前に黒い塊を並べて超ご機嫌にニコニコ笑顔。
マキ「えへ♪♪、むつの誕生日までに準備しとかなきゃでしょ♪。華南のお尻開発グッズをお届けに参りました♪」
華南「公共の場で堂々とこんなもん広げるな!」
マキのおでこにデコピンかまして叱ったが、マキに、反省の色は無い。
マキ「痛ぁーい。だから、ちゃんと見えないように個室に入ったじゃん」
華南「百目鬼さんに言いつけるぞ!」
マキ「オモチャ持ってきたくらいで怒んないよぉー。ふふ♪心配しないで♪コレは僕の使ったお古じゃなくて新品だから♪」
お前のお古だったら殺されるわッ!
ってか、〝あの〟百目鬼さんが怒んないわけ無いじゃん、気の短さで言ったらむつと同じぐらい短気だろ。
マキ「本当は僕が手伝ってあげたいんだけどぉ、百目鬼さんに嫉妬されちゃって怒られちゃうかもしれないから♪」
華南「ニヤニヤしながらそんなこと言って、全然反省してないだろ。百目鬼さんは怒るに決まってんだろ!」
マキ「えへへ♪」
怒られるって言ってんのに、なんか楽しそうなマキ。
あの恐ろしい百目鬼を怒らせて平気なのか、揉めたら揉めたで凹むくせに。
華南「お前、ワザと百目鬼さん怒らせてる訳?つーか、あの人束縛も嫉妬も相当だろ?よく平気だな」
マキ「ワザと怒らせたい訳じゃ無いよ。それに、嫉妬してる百目鬼さん可愛いでしょ♪束縛も独占欲も嬉しいだけだし♪ふふ♪」
だめだこりゃ。恋は盲目。
マキ「だってぇ、『好き』って、言われてるみたいじゃん♪」
華南「…」
ニコニコしてるマキ。
こんな時、むつなら分かるのか?
マキが〝真っ暗〟な目をしてるのか?
華南「不安なのか?まだ言葉にしてもらえないのか?」
マキ「ううん。えへ♪、今は時々言葉にしてくれるよ♪百目鬼さんそうゆうのとっても躊躇してるんだよねぇ♪。キレちゃいそうだって♪、なのに、時々無意識にスッゴイ恥ずかしい事言ってくるんだよ。不器用にも程があるよね。無意識の時の方が威力が核爆弾級にカッコイイ事言っちゃうんだもん♪。こないだなんか酔っ払ってさぁ、普段制御して言わないようにしてる事ぜーんぶいっぺんに言ってきたからドキドキし過ぎて死んじゃうかと思った♪♪」
華南「…なんて?」
マキ「俺のもんだ俺のもんだって何度も言いながら、本当は外に出したく無いとか、俺から逃げれると思うなよとか、一生俺の腕の中に閉じ込めてやるとか♪」
うわぁー、さすが百目鬼さん…
半端ねぇ束縛具合。
しかもそれをマキが嬉しそうに口にしてるのがスゲー。
マキ「ふふふ♪そんな明らさまに引かないでよ♪」
華南「いや、引いてるわけじゃないけど。修二の事があったから、ちょっと心配になる」
マキ「…、僕ね♪百目鬼さんに嫌われてたの♪
って言うか、僕みたいなのは百目鬼さんの大嫌いなタイプ?」
華南「え?」
そうなのか?
俺が、マキが百目鬼さんの事好きだって知った時。マキがナイフ握って病院連れてったあの時は、すでに百目鬼さんはマキの事かなり気にしてた風だけど…。
マキ「ふふふ♪出会った頃は会うたびにスッゴイ睨まれてて。ほら、僕って淫乱じゃん?百目鬼さんのタイプは修二みたいな清楚系だから♪綺麗で可愛くて健気で、芯の強い凜とした子♪。だから正反対の僕は超嫌いだったんだ♪」
華南「は?マキは美人だし可愛いし健気で芯が強いだろ、ほとんど当てはまってるじゃん」
食い気味に返した言葉に、マキは一瞬目を見開いてキョトンと瞳を瞬き、それから笑った。
マキ「清楚は入らないんだ」
華南「清楚ではないからな」
マキ「うふふ♪」
可愛い顔してニコニコしてたマキは、何か企んでるみたいにヘラヘラ笑いだす。
マキ「で?。華南君は何を悩んでるのかな?」
ああ、懐かしい…
この感じ、何もかもお見通しって感じだ。
華南「…いや、悩んでるってわけじゃ」
マキ「じゃあ、その悩んでるってわけじゃないものを話してごらん♪」
逃げ道無し。
マキに誤魔化したところで、後々ヤバい方法で吐かされそうだから、今正直に言っといた方が無難。
だから、俺はありのまま話した。もやもやしてること全部。
マキ「ふーん」
マキは、笑うでも驚くでも賛同するでもなく、両手で頬杖ついて、ちょっと含みのあるアヒル口を尖らせ、妖しい瞳で俺を見つめた。
華南「…。むつは、あの通り思ったことは口にするし、態度も正直だし、ヤりたい時は誘ってくるし、今回みたいに〝好きだから〟抱かせろって言ってくるから…」
マキ「…。修二に抱いて欲しいの?」
華南「イヤイヤ!それはねぇよ!」
マキ「だよね♪。修二はバリネコちゃんだからね♪。でもぉそうだなぁ、タチやってんのにアンアン言っちゃう修二も可愛くて捨てがたいよねぇ♪」
華南「百目鬼さんに怒られろ」
マキ「もう、僕にラブラブな恋人ができだからって冷たくしないでよダーリン♪」
華南「おまッ!その呼び方やめろよ!あの時のことバレて困るのお前だろ。百目鬼さんが知ったら修羅場だろ!」
マキ「あー…、マズイかもね」
真剣味のない、可愛いだけでちゃんと考えたのかって感じの表情しやがって。自分ばっかり晒さずに済まそうとしやがって。
華南「かもね、じゃねぇんだよ、ぜってーヤバいって。俺だって、和解済んだとはいえ、修二と百目鬼さんが仲良くしてたら嫉妬する」
マキ「…華南も嫉妬するの?」
華南「そりゃするさ、お前だってするだろ、嫉妬。修二が百目鬼さんのこと話す時とか、…そうそう、こないだ女の子が百目鬼さんを可愛いっつ言ったら変な顔してたな、お前が自分で可愛い可愛い言ってた癖に」
マキ「…よく、そんなこと気づいたね♪」
華南「最近のお前は顔に出るようになったからな。百目鬼さんがお前を変えてるんだろうな」
百目鬼さんはあんなだけど、確実にマキを良い風に変えてる。昔はミステリアスで妖艶って怪しいやつだったのに、今じゃ子供みたい。まぁ、妖しい所は変わんのぇか…、いや、益々綺麗で可愛らしくなっちまって、百目鬼さんも大変だろうに…
マキ「ねぇ♪、修二に聞きたいことがあるなら聞けばいいじゃない♪」
華南「…。聞きたい事があるわけじゃない、ただ、もやもやしてるだけで」
マキ「そのまま話せば?大丈夫、華南はかっこいいよ♪それに、華南と修二とむつは、僕の憧れだから♪」
華南「マキ…」
憧れ…
かっこいいとか、百目鬼さんに怒られそうだけど。
マキの不思議なところは、マキに言われることは、胸にスッと入ってくる。マキが大丈夫と言うなら、そうだと思える。
修二とはまたちょっと違った安心感。
マキ「だから心配しないで、コレ使ってむつのデッカい愛を受け止められるようにしておきな♪仕上げは僕が手伝ってあげるから♪」
華南「マキぃ…」
頭が痛くなりそうだ…
真っ黒なアナルプラグを両手に持って、テヘっとか可愛らしい顔してるマキ。
百目鬼さんの苦労をお察しします。
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